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mozu 9話 ネタバレ 「オメラスの平和が終わる」 [テレビドラマ]

mozu 9話 ネタバレ 「オメラスの平和が終わる」

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8話で室井 玄(生瀬勝久)が爆弾事件の黒幕だったことは解りましたが、まだまだ謎だらけ。

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まずはmozu 9話のあらすじからどうぞ!


千尋(石田ゆり子)はなぜ爆弾を起動させたのか…。

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その理由がわからず爆発現場を訪れた倉木(西島秀俊)は、物影にいる何者かに気づく。

倉木を誘うように移動する何者かの影…それを追って倉木がたどり着いた先には、

東(長谷川博己)が待ち受けていた。

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東は「助言」だと言って、ある小説に登場する理想郷“オメラス”について話し出す。


一方、警察によって独房に隔離された百舌・新谷宏美(池松壮亮)の衝動は限界に達していた。

極限状態の百舌は、まるで獣のように周囲を威嚇し、うめき声をあげ暴れる。

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そこに、何者かが現れる…。

後日、爆弾事件の黒幕である公安部部長・室井(生瀬勝久)は、彼が暗殺を企てている

サルドニア共和国大統領の来日までの間、津城(小日向文世)たちによって軟禁されることが決まった。

室井をすぐに処分しない津城に、「裏で誰かと駆け引きをしている気がする」と

疑いを向ける大杉(香川照之)。

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しかし津城はそれを一蹴し、倉木たちに協力を頼む。

室井を乗せて車を走らせる倉木たち。到着した軟禁先は、静かな水辺に佇む別荘だった。

穏やかな風景を見つめる倉木。その傍に美希(真木よう子)が座る。

妻と娘を失った倉木と、帰らない父親を待ち続けている美希…同じ悲しみを抱える者として、

美希は倉木に言葉をかける。

一方津城は、警察幹部たちを集め会食を開いていた。

室井の処分について話し合う幹部たちに対し津城は、爆弾事件の裏にある大きな陰謀について告げる。

夜、倉木と部屋で2人きりになった室井は、千尋とのことを話し始める。

自分の知らない室井と千尋のやりとりを知り、感情を抑えきれない倉木。

そこに突然、警報が鳴り響き…。

「mozu9 公式ホームページより」



9話のKEYとなる東が言った”オメラス”について触れておこう。


”オメラス”は短編集『風の十二方位』に収録されている『オメラスから歩み去る人々』の中の

理想郷の都市の名前です。


内容は

此処ではない何処か遠い場所に、”オメラス”と呼ばれる美しい都がある。

オメラスは幸福と祝祭の街であり、ある種の理想郷を体現している。

そこには君主制も奴隷制もなく、僧侶も軍人もいない。

人々は精神的にも物質的にも豊かな暮らしを享受している。祝祭の鐘の音が喜ばしげに響き渡る中、

誰もが「心やましさ」のない勝利感を胸に満たす。子供達はみな人々の慈しみを受けて育ち、大人になって行く。

素晴らしい街。人の思い描く理想郷。

しかし、そのオメラスの平和と繁栄はある犠牲によって成り立っている。

オメラスが求めた犠牲。それはこんな姿をしている。

オメラスの美しいある公共建造物の地下室に、でなければおそらくだれかの宏壮な邸宅の穴蔵に、

一つの部屋がある。部屋には錠のおりた扉が一つ、窓はない。

その部屋の中に一人の子どもが坐っている。男の子とも女の子とも見分けがつかない。

年は六つぐらいに見えるが、実際にはもうすぐ十になる。その子は精薄児だ。

その子はもとからずっとこの物置に住んでいたわけではなく、日光と母親の声を思いだすことができるので、

ときどきこう訴えかける。「おとなしくするから、出してちょうだい。おとなしくするから!」

彼らは決してそれに答えない。その子も前にはよく夜中に助けをもとめて叫んだり、

しょっちゅう泣いたりしたものだが、いまでは、鼻声を出すだけで、だんだん口もきかなくなっている。

その子は脚のふくらはぎもないほど痩せ細り、腹だけがふくらんでいる。

食べ物は一日に鉢半分のトウモロコシ粉と獣脂だけである。その子はすっ裸だ。

その子がそこにいなければならないことは、みんなが知っている。そのわけを理解している者、いない者、

それはまちまちだが、とにかく、彼らの幸福、この都の美しさ、彼らの友情の優しさ、

彼らの子どもたちの健康、学者たちの知恵、職人たちの技術、そして豊作と温和な気候までが、

すべてこの一人の子どもの犠牲の上に成り立っていることだけは、みんなが知っているのだ。



というものです。



東がこの話をしたあとに鉄格子の映像が流れているところを見ると

おそらくその犠牲とは百舌こと新谷弘美ではないかと思われます。

そして東がこの世での俺の役割は秩序を乱すこととも言っています。

これは東が百舌を鉄格子から出すことだと思います。


津城が言った、爆弾事件の裏にある大きな陰謀とは


大杉が予想するように室井の背後に本当の黒幕がいるのでしょう。

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出てくるのは森原健吾だろうと思いますが、

大きな陰謀は多分こういうことでしょう。


平和ボケしている日本に警鐘を鳴らすためのサルドニア共和国大統領暗殺ですね。

前回の室井の供述で日本の未来のためと言っていました。

あまりにも無防備なこの国を憂いての犯行か。


今回も見逃せません。



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